シロアリニュース 〜サポート仙北版 過去ログ1〜

シロアリに関するニュースをいいたい放題のコメント付でご紹介しています。

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[9] シロアリ防除・サニックス、悪質勧誘で業務停止3か月 (読売新聞2006/07/07)
[8] ヒノキ間伐材利用したシロアリ駆除剤配合の木炭 (日経新聞社 2006/03/07)
[7] シロアリがエタノール生産の救世主に?(hotwiredJapan 2006/02/13)
[6] 昨年の悪質リフォーム被害、前年16倍の222億円(2006年2月9日 読売新聞)
[5] 不要リフォームで長野の業者逮捕 代金詐取疑い(2006年1月12日 信濃毎日新聞)
[4] シロアリ用意 駆除契約/詐欺で2人再逮捕  asahi.comマイタウン島根 (2005/11/16)
[3] 農協の耐震工事に苦情/指定業者が訪問販売  asahi.comマイタウン宮城 (2005/11/08)
[2] 悪質リフォーム?豪雨被害の中野区で、不審な業者が出没 /東京  毎日新聞 (2005/9/14)
[1] 論文ねつ造 「データはシロアリが食べてしまった」  Biotechnology Japan (2005/8/3)


[9] シロアリ防除・サニックス、悪質勧誘で業務停止3か月(読売新聞2006/07/07) 
[ニュース概要]
 東証一部上場のシロアリ業者最大手、サニックスの6店舗で「シロアリに食われている」などの虚偽の説明をして工事を契約していたことがわかり、経済産業省は特定商取引法違反で6店舗に3ヶ月間の一部業務停止命令を出した。経済産業省によると同社は無料点検と称して家屋を訪問し、「柱の奥までシロアリに食われている」「地震が来たら倒れる」「このままでは危険」などとうそいって工事を契約していた。また、認知症などの症状がある人の判断力不足に乗じて契約したり、しつこく勧誘するなど違法行為を行なっていた。
同省は「会社ぐるみの不正」と判断し、同社に業務の改善を指示した。
[9] コメント お名前:web管理者  2006-07-10
 悪質なシロアリ業者の典型的な不正行為ですね。1部上場企業でプロ野球チームのスポンサーも行なうほどの会社にこういうことをされるとシロアリ業界そのものの信用がガタ落ちです。正直いって泣きたくなります。大手になると社員もたくさんいて売り上げをあげなくちゃならないプレッシャーとかあったりするんでしょうかねぇ。そんなの許されませんけど、背景はその辺りにあるんだと思います。でも仮におきゃくさんを騙してまったく必要の無いの工事を行なってそれで利益を上げたとして、その仕事やその会社の存在する意味というか社会的な責任っていったい何なんでしょう・・・。

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[8]  ヒノキ間伐材利用したシロアリ駆除剤配合の木炭 (日経新聞社 2006/03/07) 
 三重県尾鷲市で伐採されたヒノキの間伐材を利用し、シロアリ駆除剤を配合した木炭を開発した。粉砕してポリエステル製の袋に詰めてあり、床下に敷き詰めると防蟻・防臭・調湿効果を発揮する。「シロありくんごめん!!」は木炭の微細な気泡に樹脂製カプセルに入った防蟻剤を埋め込んだ。価格は施工代込みで3.3平方当たり2万円。
 シロアリが炭ととももに体に付着するカプセルを体内に取り込み、効果を発揮する。防蟻剤は日本エンバイロケミカルズ製の「タケロックMC50E」。有効成分はクロチアニジン(ネオニコチノイド系)。
[8] コメント 2006-03-07
 この商品の使い方がいまいちわからないんですけど、防臭・調湿を目的とした場合、防湿シートを敷いてから木炭を敷き詰めないといけませんよね。そうすると防蟻ってどうなんでしょう?防湿シートの上側をシロアリがとことこ歩くことはなくはないでしょうけど、ほとんど防蟻の意味がなくなってしまうのでは? といって防湿シートを敷かないと防臭・調湿効果は期待できませんし・・・。そもそも炭にしろ鉱物系の調湿材にしろ、微細な穴が水分を吸ったり吐いたりするわけで、それを防蟻剤で塞いでしまったら効果が薄れてしまう気がするんですけど。炭は防蟻として不十分ですからそれを薬で補おうとしたその考え方は感心します。しかし炭は炭で有効な使い方がありますから、それを無理にシロアリ対策に結び付けようとすることには反対です。炭本来の力が発揮できなくなるような気がします。

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[7] シロアリがエタノール生産の救世主に?(hotwiredJapan 2006/02/13)
 ブッシュ大統領は1月31日に行なわれた一般教書演説で米国の石油依存症を指摘し、「植物のセルロースからエタノールを製造する技術」の指示を表明した。純度99.5%近いアルコールは自動車の動力源として利用できる。「中略」カリフォルニア工科大学のジェレド・リードベター助教授は、シロアリの腸内に棲みついている微生物を調べ、木材をエタノールに変えるのに利用できないか調べている。リードベター助教授は、「われわれは微生物が有害だと思ってきた。しかし、ほとんどの微生物は有益だ」と語った。
[7] コメント  2006-02-18
 シロアリは植物のセルロースを糖に分解してエネルギーにしています(実際にはシロアリと共生原生動物です)。糖からはエタノールが簡単に製造できるそうなので、研究段階ではあると思いますが興味深い内容です。セルロースとは植物の細胞壁のことで地球上では鉱物についでもっとも豊富な物質です。これをエサにしているシロアリはおそらく食料に困ることはないでしょう。これを人間がエタノールなり食料なり上手に利用できたら想像を絶する利益があると思います。シロアリから学ぶことはホントに多いです。
参考:なぜ家を食べるのか?

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[6] 昨年の悪質リフォーム被害、前年16倍の222億円(2006年2月9日 読売新聞)
「ニュース概要」
 警視庁のまとめによると昨年1年間で悪質リフォームの被害者数は前年の4878人から、約5倍増の2万4173人となった。また、被害総額は222億9105万円に上り、前年の13億5798万円の16・4倍に激増した。
[6] コメント 2006-02-09
 あまりにも被害に遭われる方、被害額が大きすぎますね。悪質業者の手口は巧妙化しています。ほとんど飛び込みによる訪問営業だと思いますが、悪質ではないにしろそういう業者が家に来たときは最低疑ってかかり、できれば断っておくほうがいいと思います。こういう世の中なのでしかたありません・・・。

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[5] 不要リフォームで長野の業者逮捕 代金詐取疑い(2006年1月12日 信濃毎日新聞)
「ニュース概要」
 上田署と県警生活安全部は12日午前、上小地方に住む高齢者や女性にうそを言って不要なリフォームや床下換気扇の取り付け工事を契約し代金を騙し取ったとして詐欺と特定商取引法違反などの疑いで4人を逮捕した。 調べでは男らは女性宅で「床下の換気が悪く柱が腐る」とうそを言い床下換気扇を取り付け代金を騙し取った。また、高齢者宅では「シロアリがいてこのままだと床が抜ける」などと脅し契約を迫った。同様の余罪が10数件あるとみて調べている。
 同社は2003年2月設立、増改築などのリフォーム業やシロアリ駆除、水周り、塗り替え、耐震などの工事を行なっていた。
[5] コメント 2006-01-13  
 今年最初のシロアリニュースは残念ながら悪いニュースです。最近は行政もだいぶ力を入れてこういったリフォーム業者やシロアリ業者にだまされないよう注意を呼びかけるなどの対策もぼちぼち始まっています。にもかかわらず、相変わらずこういった業者は言葉巧みに消費者に迫ってきます。こういうわけのわからない業者に訪問されたときの対処などをしっかりと考えておくことも必要かと思います。当サイトでも悪質業者対策のページを設けておりますので一読ください。「シロアリ対策ならぬシロアリ業者対策」
それにしても悪質な業者がいろいろな業種を営業していると怖いですね。ひとつ契約したらいろいろと営業されそうです。

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[4] シロアリ用意 駆除契約/詐欺で2人再逮捕  [asahi.comマイタウン島根(2005/11/16)]
「ニュース概要」
 事前に準備したシロアリを見せて、駆除工事費を騙し取ったとして住宅リフォーム会社社員2人が逮捕された。二人は容疑を否認しているという。
調べでは3月初旬と4月中旬、東出雲町の女性(69)と米子市の女性(81)の自宅を訪れ、事前に用意したシロアリ10匹を見せて工事の契約を行い、30万円相当の工事費を騙し取った。
[4] コメント  2005/11/16
こんなせこい手を使う業者ってまだいるんですね。このシロアリってどっから持ってきたものなんでしょう。山で捕まえたのかな。
以前、私のお客さんでもこういうことをされた県北のお宅がありました。シロアリを普段目にする機会が少ないためかたいへん驚いており、少々パニックに陥っておられました。
シロアリがいても驚く必要はまったくありません。だいたいシロアリは家屋に限らず自然には普通に生息している生き物です。万が一、業者にシロアリを床下にまかれたとしても家屋に被害を及ぼす確率は相当低いです。シロアリは環境の変化に敏感であり弱い生き物です。まず環境に適応することはできないと思います。なのでシロアリをまいて仕事を取るという業者さんがいらっしゃるのならそんなものは通用しませんよ。

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[3] 農協の耐震工事に苦情/指定業者が訪問販売  asahi.comマイタウン宮城(2005/11/08)
「ニュース概要」
福島県に本社があるシロアリ業者が宮城県内にて訪問販売による不適切と思われる耐震補強工事を行った。被害を受けた住民らは農協に苦情を申し立て、工事費の返還など和解が進んでいる。
業者は農協の特約店としてシロアリの営業活動を行なっているが、数年前に補強工事の指定も受けている。被害にあった方は「農協から来たというので信頼して契約したのに・・・」と怒りをあらわにしている。
[3] コメント  2005/11/09
 どこのニュースかと思ったら宮城県の出来事じゃないですか。うーむ、私の努力不足が露呈してしまって申し訳ない限りです。宮城ではこんなのは許さないと思っていたのですがなかなかなくなりません。もし、家屋に関する訪問販売を受けたら、ぜひご相談ください。
 
 それにしても、農協とか生協とかそういう本来であれば絶対的信頼がある団体の指定を受けているくらいなのにどんな知識レベルで仕事をしているのか遺憾です。みなさんはそういうネームにとらわれないで業者を見極めてください。

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[2] 悪質リフォーム?:豪雨被害の中野区で、不審な業者が出没 /東京  毎日新聞 (2005/9/14)
「ニュース概要」
 4日夜から5日未明にかけて首都圏を襲った豪雨で浸水被害の出た中野区で、不審な業者が「国の認可を得ている。家の中を見せてほしい」などと言って、住宅地を回っていることが分かった。
 不審者は、「国土交通省の認可を得て、中野区の許可をもらっている。状況を見せてほしい」といって家の周囲を見回し、一部がわずかに陥没しているのを見つけると、大きな声で「これは大変だ。ぜひ、家の中も見せてほしい」といったという。住人が不審に思い役所に電話している最中に不審者は立ち去った。
「中略」
 中野区には、他にも「国から認可を受けているのでシロアリ対策を安くできる」という業者が訪れたといった相談や、厚生労働省の認可を名乗る業者が「無料で消毒するので床下を見せてほしい」と訪れたケースもあったという。
[2] コメント  2005/09/20
 こういう人の不幸につけこむような人間はこの世から抹殺してほしいですね。幸い、私の周りにはこういうタイプの人はいないんですけど、どういう性格なのか知りたいところです。家族や子供はいるんですかね・・・。
 さて、国の認可を受けたシロアリ業者とか言っているようですが、認可された業者は日本に存在しません。シロアリ業はそういうの無しではじめられるのです。「今日から私はシロアリ屋」と宣言すればどなたでもシロアリ業者です。実はこれが問題なのかもしれません。たいした知識もなしに、本を2,3冊読んで、webサイトを見て業務を始めてしまう人もいるかもしれません。しかし、シロアリの正しい知識を得るにはシロアリの実物をよく観察し、本に書いていたことが正しいか、論文に書いていたことに間違いないのかなどの確認を繰り返すことで得られます。この確認をしないがために巷ではシロアリの間違った知識がまかり通ってしまっています。これでは適正な対応などできるわけもなく、シロアリ屋の技術の向上は残念ながら望めません。だからいつまで経ってもシロアリ駆除というのは薬剤の大量散布しかないという思想から抜け出せないでいるのでしょう。

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[1] 論文ねつ造 「データはシロアリが食べてしまった」 Biotechnology Japan (2005/8/3)
[ニュース概要]
 インドの学者が発表した論文についてデータのねつ造疑惑があがっている。学者に対して論文発表の根拠となるデータの提出を求めたところ「データはシロアリが食べてしまって確認できない状態」と返答して来たという。
[1] コメント 2005/08/14
 これはシロアリには悪いけれど面白かった。インドにどんなシロアリがいるか確認していないけれど、パソコンの中に入っているデータは食べられないでしょう。「シロアリ」っていうコンピュータウィルスでもあるのかな。紙であればシロアリは食べるので、ないこともないけれど・・・。

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